大学時代の苦い思い出・自転車編
私の実家は最寄り駅まで徒歩3分という立地にあったため、実家在住中の私は、歩いてどこでも行けてしまうので、自転車を所有しなくとも全く不便を感じたことがありませんでした。なので、自転車に乗りたいとも購入したいとも全く思わずに過ごしていました。
中学生の時、どうしても自転車に乗らなければならない事態に追い込まれ、それまで自転車に乗れなかった私は猛特訓してなんとか乗れるようになったという過去がありますが、その後はまた自転車など必要ありません・・・的なもとの生活に戻って、穏やかに日々過ごしておりました。
しかし!私は地方の大学に進むことになり、学生宿舎から大学に通うため、どうしても自転車に乗らなければならなくなったのです。おそらく、自転車に乗るのは、その猛特訓の末乗れるようになって以来のことだったと思います。水泳と自転車乗りは、一度できるようになれば、身体が忘れることはない、と誰かに聞いていたので、それを信じていました。果たして・・・無事に乗れました。確かに、乗れました。まぁ、下手ではありましたが、とりあえず乗れていました。学生宿舎から学部のある校舎との往復だけでしたら、なんの問題もありませんでした。しかし。私は学生宿舎で自炊生活を送っていましたので、食材や生活用品などを求めるため、街の中心部にあるショッピングセンターに行く必要がありました。そこそこ遠い所だったので、とても歩いては行けませんでしたから、当然自転車で行くこととなった訳です。
その道中に緩やかな坂がありました。距離にして100m以上はあったのではないかと記憶しています。その坂を上るのに、人生初の「立ち乗り」をしたのを覚えています。自然と身体が動いたので、身体の不思議を感じたりもしました。問題は「下り」でした。登坂は、帰りは当然下り坂になる訳ですが、私は今まで平地でしか自転車に乗ったことがなく、坂を下る時にどうすればいいか知りませんでした。ハイ。信じられないと思いますが、私は下り坂を自転車で下る時はブレーキをかけながら下るということを知らなかったのです。ペダルをおもいっきり漕いだわけではありませんが、長い坂を下っていく内にどんどん加速される自転車。気付いた時には自分で制御できなくなっていた自転車。次の瞬間・・・バッタリ。何が起きたのか把握できないまま地面に投げ出された私の目に飛び込んだのは、すぐ脇に放り出されているメッシュの籠がひしゃげた赤い自転車でした。周りに誰もいなかったのが幸いでした。
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