電車で「輪行」をする際に、最低限守らなければいけないマナーとは?

最近ロードバイクなどのスポーツタイプの自転車がブームで、自転車で遠くまで旅をする人も増加しています。

 

海に向かって走る自転車

 

それにともなって、自転車を鉄道や船、飛行機などで輸送して旅先に持っていく、いわゆる「輪行(りんこう)」をする人も多くなっています。

 

ロードバイクなどのスポーツタイプ自転車はかなり軽量設計ですし、前輪も後輪も外して袋に収納すれば、けっこうコンパクトになり輪行は比較的容易です。

 

輪行する際に気をつけたいマナーとは

 

しかし輪行をするには、最低限守らなければいけないマナーというものがあります。

 

では、電車や新幹線で輪行する際のマナーには、どのようなものがあるのでしょうか?

 

鉄道での輪行マナー

 

輪行する際は、手回り品切符は買う必要はありません。だいたいどこの鉄道会社も無料で輪行袋は持ち込めます。

 

しかし、東京都心から地方へ輪行する場合、まず山手線などの都市部の鉄道を利用することになりますが、なるべく避けたいのは通勤ラッシュの時間帯は避けるということです。

 

通勤ラッシュのホーム

 

自転車は輪行袋に入れて運びますが、スポーツタイプの軽量自転車でも袋に入れるとけっこうな大きさになります。

 

乗り降りする際などは他の乗客の迷惑になりますから、通勤ラッシュ時に乗るのは絶対に避けた方が無難です。

 

無理して乗ると、他の乗客から文句を言われたり、白い目で見られたりして冷や汗をかきます。

 

通勤ラッシュが始まる前の早い時間か、または通勤ラッシュが終わったあとの9時くらいの電車に乗るのが賢明です。

 

電車で輪行する際は、一番前か一番後ろの車両に乗って、座席の無い隅の広くなっているスペースに袋を置き、その隣にずっと立っているのが他の乗客の迷惑にならずベストです。

 

車内がガラガラに空いているなら、座席に立てかけたりして自分も座っても大丈夫です。

 

都心の電車から新幹線に乗り換える際には、事前に緑の窓口で相談して車両の一番後ろの席を取れないか掛け合ってみるとよいです。

 

新幹線での輪行マナー

 

新幹線の車内

 

新幹線では輪行袋の置き場所に困るのですが、一番後ろの席だと、席とうしろの壁の間のスペースに袋を置くスペースがある場合が多いです。

 

そこに輪行袋を入れておけば、他の乗客の迷惑にもなりにくく安心です。

 

ママチャリや折り畳み自転車での輪行

 

ママチャリや折り畳みで輪行しようとする場合は、少しやっかいかもしれません。ここではそれは一体なぜなのか、簡単に解説したいと思います。

 

ママチャリで輪行はできない!?

 

まず、ママチャリで輪行は普通しないです。

 

ママチャリはアバウトな作りなので分解や組み立て、調整がスポーツタイプの自転車よりも難しく、駅での組み立てが困難です。

 

ママチャリは重量もかなりあり、輪行には不向きな自転車なので諦めた方が賢明です。

 

ただ私鉄などでは自転車をそのまま持ち込めるような車両がたまにあるので、そういう車両を利用するのであればママチャリ輪行もありです。

 

それ以外では、ママチャリは現地のレンタルサイクルなどを利用した方が安上がりです。

 

 

ママチャリを宅急便で送るならこちらの記事。

 

 

折り畳み自転車は輪行できる?

 

折り畳み自転車

 

折り畳み自転車は、折り畳めばコンパクトになりますから輪行は可能です。

 

ただ、あまりタイヤの大きなものだと、折り畳んでも輪行袋が大きくなって持ち運ぶのがたいへんですから、なるべく小さいものを選ぶといいです。

 

14〜16インチくらいの小さいタイヤのものだと、かなりコンパクトに折り畳めて、他の乗客の迷惑にもなりにくく、駅の階段の上り下りもさほど苦にならないのでおすすめです。

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